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2010.10.16 (Sat)

宇宙のみなしご


宇宙のみなしご



種別:小説

書名:宇宙のみなしご

著者:森絵都

イラスト:杉田比呂美

出版社:理論社

シリーズ:フォア文庫

発売日:2006/06/?

ジャンル:小学生/屋根/仲間/成長/星空

評価:★★★☆☆☆(普通)




*あらすじ*

あなたと手をつなぐ人がきっと、いる。

真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。
やがて、思いがけない仲間がくわわって……。

わたしだって知っていた。

いちばんしんどいときはだれでもひとりだと知っていた。
だれにもなんとかしてもらえないことが多すぎることを知っていた。

だからこそ幼い知恵をふりしぼり、めちゃくちゃでもやりたいようにやってきた。

小人たちの足音に耳をすまして、
自分もいっしょに走ろうと、走りつづけようと、やってきた。(本文より)




*感想*

ストーリー設定はいいと思うのですが・・
どこか物足りない気がしました。

話が単調に進んでいくので、
あっという間に終わってしまった感じがしました。

カラフルを読んで、森絵都さんの作品に深く感動したので、
その反動で少し残念でした。

みんなそれぞれ悩みをもっている小学生が集まり。
そこから絆が生まれていく。

そんなお話でした。


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2010.04.23 (Fri)

サンネンイチゴ


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種別:小説

書名:サンネンイチゴ

著者:笹生陽子

出版社:理論社

発売日:2004/10/?

評価:★★☆☆☆☆☆(とても悪い)




★内容★

ある朝、学校一のトラブルメーカーがとなりの席に座っていた。

現実のあたしは、思ってることとやってることのつりあいがまるでとれてない。
でも、いくら無口でおとなしくても感情がないわけじゃない。

プライドもあるし、意地もある。
ゆずりたくない一線がある。

くだらない日常、灰色の毎日、やることなすことカラ回りのあたしが、
いつのまにか友情の三角関係の中にいた

―14才のホンネ小説。




★感想★

けっきょく何が言いたいのかよく分かりませんでした。
14歳にありそうなことをとにかく書き出したみたいな感じでした。

ふい~って始まって、ふい~って終わった感じでした。

私はオススメしません。
キャラクターは個性豊かでよかったです。

思春期特有の不安定な感情も上手く描けていたと思います。

でもストーリーにおもしろみが感じられませんでした。




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2010.01.30 (Sat)

この世でいちばん大事な「カネ」の話

クリップボード03



種別:エッセイ

書名:この世でいちばん大事な「カネ」の話

著者:西原 理恵子

イラスト:西原 理恵子

出版社:理論社

シリーズ:よりみちパン!セ

発売日:2008/12/10

評価:★★★★☆☆☆(普通㊤)




★内容★

西原理恵子が「カネ」を通して自らの生き様と理念を語る初の自伝的エッセイ登場!

故郷での貧しさゆえの八方ふさがりの生活。
東京に出てきて学校に通いながら自分の絵を出版社に持ち込み次第に認められて行く。
そしてギャンブル、アジアへの旅で出会った貧しい子ども達、大切な家族の事。

「お金」について考える事は人間関係・仕事関係、つまり自分と世界との関わりにつながっていくのです。

漫画で描かれた西原ワールドがより深く・よりリアルに迫って来る1冊。
西原ファンならずとも納得・感動の1冊です!




★感想★

最近エッセイばっかり読んでる気がします・・笑
ま、母の影響ですね、たぶん。

この本を読んでいると、作者さんがどれほど苦労されたかが身にしみて分かります。

就職活動中の方、自分が最下位だと思ってる方、貧乏だと思ってる方には
おすすめできる本です。

西原さんは実父がなくなり、義父がいるのですが。
酒を飲んだり、ばくちをしたり。

つらい少女時代をおくったようです。

この本は西原さんが今に至るまでを書いています。
おもに「カネ」について語っているので。

麻雀や、株、についても書かれてます。
でも、全然難しい本ではありません。


中学生の私が読んでも、なるほど~と分かりやすい本です。
イラストも可愛いので、堅苦しい感じはないです。

見終わったあとに、何か考えさせられる本です。

ただ、マンガ家さんなので、文章力が・・といいますか。
ブログや日記感覚で書かれてる部分があります。


私的にそれは、少し苦手だったので、中の評価になってしまいました。
内容も、その苦労をもう少し深く書いてくれたら、もっとよかったと思います。

でも、ま、小説家さんではないので、そこまでもとめることはできませんが・・


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